ノンジアミンでアルカリカラーの発色に近づける
数々の実験と、
お客様でのカラーを経て
・ノンジアミンカラーのポテンシャルと
・アレルギーを起こすジアミンの存在と
・色や染料の持つ特徴と
を考察する事が多くなりました。
ノンジアミンカラーだと白髪と黒髪が入り混じっていると、そのコントラスト差を打ち消せずにバーコードに色のフィルターを掛けた感じになり
もっとアルカリカラーに近い仕上がりを出せないか?と試行錯誤をしました。
そこで思ったのが、
・リフトはリフト(トーンUP)
・色味は色味
・化学反応
今回は4つの毛束を用いて7LVのブラウンを作ってみる事にしました。
➀7lvのアルカリカラーのブラウン
②ノンジアミンカラーの黒・茶・灰のMIX(混ぜる事で濁らせて色の深みを表現)
③ ②+ライトナー×過酸化水素3%(14lvのリフト力に弱めの過酸化水素で7lv?)
④ ③+ライトナー:クリア×過酸化水素6%(ライトナーをクリアで半減させる。)
結果は、
②絵具も多くの色を混ぜるほどに濁り、黒に近くなる。⇒深い焦げ茶に
③入りが甘かった
④ちょうどよくリフトして、白と黒のコントラストを打ち消して色が入る。
事が判明しました。
アルカリカラーのシリーズの中のライトナー(クリームブリーチ)やクリアには
「ジアミン」が含有されてないので、ジアミン・アレルギーの方にも使用できると思いました。
ベースの計算書式は
ノンジアミンカラー:アルカリカラーが1:1
※ノンジアミンカラーも2~3色までのMIXの総量
※※アルカリカラーの内訳を、ライトナーとクリア:過酸化水素も1:1
↑ライトナーとクリアの配合比率で調整(1:1 、1:2、2:3、1:3)
一つ上のノンジアミン・カラーを目指しています!
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