グレイを染色実験
最近オーダーの多い
「グレイ」を四パターンて染め分けしました。
ベースはブリーチで太いチップのハイライト。
①ブルー:レッド 2:1
②ブルー:レッド:グレイ 2:1:3
③アルカリカラー ファギーベージュ11lv
④ブルー:ブラック:グレイ 1:1:1
①の写真が上手く行かなかったけど💦
バイオレットっぽく最も鮮やか。
②やはりグレイの染料の「青味」とベースのアンダーの「黄味」が混ざり「緑」を感じさせるグレイ
③アルカリカラーなので、ベース毛のアンダーもリフトして削りながら入る。
リフトするのでアンダーの透け感が黄色味として浮き上がる。
色としては綺麗。
④ダークトーンでのミキシングで、インディゴデニムの様な藍色な仕上がり。
また、褪色もしていくので様子を見ていきたい。
これらによって、一回のブリーチで
ダークカラーを入れるとコントラストが打ち消される事が分かった。
鮮やかにハイコントラストにするには、
・ブリーチを二回以上
・クリアを混ぜて、ベース毛への入りを調整
という課題も見えてきた。
一工程で楽しむなら、
初回⇒ブリーチでハイライト
二回目⇒暖色系の色味をOn
三回目⇒さらにブリーチ
それ以降で、どんな色も鮮やかに入る。
といった通年でのアプローチが良いと感じた。
また、白髪にアルカリカラーを施すとフェオメラニンの都合上「黄色」と、それに対する補色の関係で色表現に制約をかけてしまう。
なので白髪ならば、ノンジアミンカラーで原色が楽しめるのでポジティブに提案出来たらと思いました。
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