白髪とブリーチの関係
<白髪にブリーチをすると…>
よく白髪が増えてきて、暗くブラウンに染めるのを止めて明るくすることを要望されます。
白髪にブリーチを施すと→
金髪(黄色)なります。
[理由は]
髪の毛には「メラニン色素」という色素が含まれています。
更に細かく分けると、
・ユウメラニン…黒褐色
・フェオメラニン…黄赤系の褐色
という二つのメラニンに分かれます。
この二つの働きによってもともとの髪の色味が構成されます。
日本人はこのユウメラニンとフェオメラニンの差が大体20:1と言われており「黒」となります。
そして、年齢を重ねるにつれてこのユウメラニンの作用が働かなくなり「白髪」となっていきます。
しかし、ユウメラニンが働かなくなっても、フェオメラニンは毛髪中に残っています。
これが原因で、白髪といっても少し黄ばんだ色の白髪になりやすいのです。
ブリーチを施して脱色をする際にこのフェオメラニンの分解が作用されて金髪(黄色)になります。
今後、白髪部分と金髪部分に様々な色を入れて発色・退色の差も実験していきたいと思います。
白髪の分布と、その方に合った明るいヘアカラーの参考になればと思います。
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