ノンジアミンカラーの色の入り→退色
ノンジアミンカラーの染まり上がり
https://taiki-arch.themedia.jp/posts/8274926
で染色した毛束を、今度は退色の洗髪実験をしました。
染色直後
洗髪→ドライ→アイロン×五回
洗髪→ドライ→アイロン×十回
原色で洗髪してイメージはあったのだけど
・ブラウン⇒単品、過酸化水素3%、6%と染まり上がりも退色も変わらず。
・グレイ⇒色の名称の印象より「青」味が強く反映。
単品が最も濃く入り、過酸化水素濃度が高いと退色が著しい。
・ブラック⇒過酸化水素の濃度をあげていくと極端に色の入りに差がでる。
墨汁を水で薄めていく感覚。
三色中もっとも退色も著しく透けた感じが出る。
「黒」が暗くて色味も濃いのかな?と思ったけど
むしろ深く入れることも、抜けていく(退色)も著しくコントロールが難しい。
という結果でした。
深い「ブラック」を表現するならば、
絵の具を全色混ぜて作るように、
ブラウンのベースにブラックとブルーと10%未満のレッドを入れる感じかな?とも思いました。
全色を通じて、青は入り難い、赤は強いが抜けやすい、黄色は色として主張がない、黒はギャップが強い、グレイは青寄り、ブラウンが安定。
色の入りと、取り回しに過酸化水素の濃度で調整ができる。
事が分かりました。
一層絵の具のような取り扱いだと感じました。
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