多対一
凄く当たり前なのだけど、
多対一は、分が悪い。
例えば、
交渉事で自分に確固たる意思があり
その交渉で押しきろうと思ったとしても、
相手方が複数以上で来て
しかも、飴係、鞭係などと役割分担がはっきり別れていた場合
うなずかれ、考え込まれ、
同調され、否定され、
誉められ、けなされ、
とアップダウンの相槌を打たれ、
且つ、
時間をじっくり使われる消耗戦になった場合に必ず妥協案を提示されて、
二回戦、三回戦に持ちこまれる。
こうなった時点で当初の「確固たる意思」からずれる。
顔を合わせる機会が増えれば増えるほどに
相手にも感情移入して
同情も湧き、結果折れる。
何度となく、そういったケースに立たされた。
電話回線のリースのクーリングオフ、
ホームページの契約、
子供の保護者会、
携帯電話の契約、
労働紛争、
法律や契約や意見の相違(その時に「そう思った、そう捉えた。」)、口約束などなど。
なので、
分が悪い、長い目で見たときの自分の中での蜥蜴の尻尾切りが出来る事(最悪、損切っても切り離せる)を心に担保しなければならない。
もしくは、初見で切る。
相手にも、落とさねばならない理由があるし接点や接着面が広ければ広いほどに自身への被弾は増える。
何事も「確固たる意思」や、消耗戦・持久戦への対応や損切る覚悟、
多対一への対応を心得ないと、と感じる今日この頃。
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